YouTube 発信のススメ&覚えておきたい13のコツ

こんにちは、ライターのマサキチトセです。2015年10月に YouTube チャンネルを始めました。社会問題を絡めて英会話を教える動画や、物申す系の動画を出しています。

のんびりのんびりと更新してきて、現時点でチャンネル登録者数は2730名、中には再生回数が数万の動画もあります。依然としていわゆる「底辺」と呼ばれる無名のチャンネルですが、特にエンタメ要素が強いわけでもなく、すぐに役立つ情報を提供しているわけでもなく、イケメンでもない私が喋っているだけのチャンネルですから、その割には悪くないんじゃないの、と思ったりしています。

エコーチェンバーから抜け出したい

2015年に『現代思想』という学術雑誌に私の文章が掲載されたのですが、自分の専門分野であるクィア理論やLGBTQ運動の専門用語こそ避けたものの、研究者や大学院生など主たる読者層のことしか考えておらず、文体は極めて学術的なものとなってしまいました。学術的訓練を受けていない周囲の友人、知人、親戚などが「マサキの文章が載った」という理由だけで『現代思想』を購入するだなんて、思ってもいなかったのです。

そんな人たちの「買ったよ」の声をいくつも聞くうちに、自分は何のために、誰に向けて発信してきたのだろうと悩んでしまいました。その結果手をつけたのが、YouTube です。

今でこそLGBTQ当事者が顔を出して動画を投稿しているチャンネルを目にすることはありますが、当時、いくらでもそんな動画が見つかった英語圏とは違って、日本ではまだ数名が見つかる程度でした。ましてジェンダーやセクシュアリティ、ジェンダーアイデンティティなど性のことを社会問題として語る YouTuber なんて、日本では見たことがありませんでした。

私は、以前から大好きだったイギリス人 YouTuber、 Charlie McDonnell を真似して顔を出してカメラに語りかけるやり方で動画を撮り始めました。ネット上での顔出しはすでにしていたので、心理的な抵抗はほとんどありませんでした。もちろん、多少は緊張しましたけどね。

自分が語りかけるべき相手は、研究者だけじゃない。活動家だけでもない。大学生や大学院生だけでもない。自分の主張をすでに理解してくれていて、私が言うたいがいのことにはウンウンと頷いてくれる人たちだけでもない。

私が社会問題を語る理由は、私たちみんなにとって生きやすい社会の形成に少しでも貢献しようと思うからです。それならば、エコーチェンバー(同じ意見ばかりが反響・反復され、特定の偏りが維持・強化されるような場)の心地よさに浸っていてはいけません。そこから出なければなりません。

そう思って、YouTube を始めました。英会話を媒介することで、普段私の発信する文章に触れる機会の少ない人たちに届いたらいいなという思いがありました。

こうした動機は、時々忘れてしまうことがあります。社会問題に絡めない英会話レッスン動画を出したこともありますし、英語圏の人たちに認知され始めた時には英語圏向けに動画を作ったこともあります。けれど、チャンネルの方向性を考えた時にいつも立ち戻るのは、最初のこうした動機です。

SNS からでも検索からでもない、「たまたま」流入

私は主に Twitter で細かい発信をしている人です。どこかの媒体に文章が掲載されましただとか、今度どこどこの大学で講演をしますだとか、そういったお知らせも、ツイッターで出しています。だから私の文章などを気に入ってくれてる人はツイッターでフォローしてくれています。

なので、YouTube で新しい動画を出した時にツイッターで案内を出すと、そこから動画に飛んで観てくれる人というのが一定数います。マサキの動画と文章どちらが好きですかというアンケートを取っても、半々くらいでした。でも、動画のアクセス解析を見ると、案外ツイッターや Facebook などの SNS からのアクセスは多くはなくて、YouTube 上での関連動画表示や検索からのアクセスが大多数を占めています。

つまり、私をすでに知っている人がツイッターから観にいってくれているだけではなく、私のことを一切知らない人までもが YouTube で私の動画にアクセスしているということです。アクセス解析によると、関連キーワードで検索して見つけてくれた人もいますが、たまたま関連動画に出てきたという人も多いです。YouTube で私のチャンネルを知ってチャンネル登録したけれどツイッターはフォローしていない、という人がいるというのも、視聴者コメントやメッセージの内容から知りました。

また、新しい動画をしばらく出していない時期でも常に一定の人数が動画にアクセスしてくれているのが解析からわかります。ライターとしてずっと使ってきたブログも同じように常に一定数のアクセスがあるのですが、先日比較したら、今は YouTube の方が日々のアクセス数が多かったです。それに、ブログへのアクセスは Google などで関連キーワードを検索した人だけですが、YouTube は「たまたま」私の動画を見つける人がいるという特徴があります。

心地よさから脱する

ツイッターは心地いいです。互いに見知った関係の人たちもいますし、何か書けば大抵のものには「いいね」が付きます。しょっちゅうリツイートしてくれるフォロワーもいます。ツイッターで知り合い、関係を深め、大切な存在になった人もいます。たくさんの人から学びをもらえます。お仕事をツイッターの DM でもらうこともあります。

ブログも、ライターとしての仕事も好きです。何か悩んだり、困ったことがあった時にネットで検索して私の文章を見つけて、役立ててくれる人がいたら嬉しいなといつも思っています。わざわざ関連キーワードを検索するくらいの人ですから、きっと真剣に読んでくれる人が多いだろうと思います。過去に「マサキのあの文章を見つけて良かった」と言ってくれた人もいました。

だから、文章を書くことも、ツイッターを更新することも、やめるつもりはありません。けれど、YouTube に更に力を注げたらなと思っています。収益化には条件があるので現状では一銭の金にもならないのですが、楽しんでやっているうちにいつのまにか条件クリアしてあぶく銭、なんてことになればラッキーくらいの気持ちでおります。

YouTube の具体的なコツやヒント

ここまでは、社会問題に関する発信をしている人たちに「YouTube で発信するのもいいかもなあ」と思ってもらいたくて書きました。

ここからは、実際にそう思ってくれた人に向けて、私が「YouTube 始める前に知っておきたかった…!」と思う13の大事なことをお伝えします。

1. 機材は何でもいい

形から入ってしまいがちな私は、これまでにいくつものカメラを買っては売り、買っては売りしてきました。一般消費者向けの動画特化型カメラの最高峰 Lumix GH5 にまで手を出し、レンズを買い替えては、細かい画質の違いなどにこだわって設定をしょっちゅう変えたり、他機種との比較動画などを観ては自分のカメラの素晴らしさを再認識するという非常に無駄な時間をたくさん過ごしました。

出かけるときに外で撮影したいなどと思って買ったコンパクトカメラ G7X Mark 2 も、結局そんなに持ち歩くわけでもなく、持ち歩いたところでしょっちゅう撮影するわけでもなく、最終的には経営している飲食店でイベント事に使うようになりました。

もちろん、これらの機材は素晴らしいものです。GH5 はものすごく精細な画質で、白飛びもかなり抑えられており、強力な手ぶれ補正もついているし、映画だって撮れるような最高品質の動画制作機です。G7X Mark 2 はポケットサイズで気軽に撮影できるにもかかわらず暗いところに強い優れもので、手ぶれ補正が強いから歩き撮りにも適しています。

でも、そんな品質が本当に必要かと問われると、4年やってきた今なら「必要ない」と確信を持って言えます。

今あなたが手に持っているスマートフォン。それだけで充分です。

なぜ大丈夫なのかは、次の項目以降で説明します。

2. 顔に向かって正面から光が当たる場所で撮ろう

一般家庭によくある天井のルームライト、特に白っぽい色のライトしか付いてない部屋で夜に撮影された動画は、びっくりするほどダサいです。それだけで一気に素人感が出てしまいます。

でも、いわゆる「底辺」と呼ばれる無名の YouTuber には、そういう照明の動画ばかり出している人が少なくありません。

一番おすすめなのは、日中に窓から1メートルくらい離れて撮影することです。もちろん窓の大きさや向きによっても違うでしょうから、実際に撮影してみてベストな場所を探してみてください。スマホの固定には、ゴリラポッドという三脚シリーズがオススメです。三つの足が自在に動くので、巻き付けたり引っ掛けたりしてあらゆる場所にスマホやカメラを固定できます。

場所選びのポイントは、顔全体にバランスよく光が当たること、そして自分以外の部分、つまり背景にある壁やソファなども、ある程度バランスよく光が当たっていることです。

もちろん、あえて陰影をつけたい場所には光を当てなくて大丈夫です。

どうしても夜にしか撮影ができない場合は、アームライトをゲットしましょう。部屋のルームライトの色に似た色の電球がいいと思います。(色味が違う光が混在していると、ホワイトバランスというカメラ設定が難しくなります。)

アームライトは、自分の顔に向けるのではなく、壁に向けます。出来るだけ照らされている壁面積が広くなるように、斜めから当てたり、光が弱すぎない程度に遠くから当てたりしてみてください。

そして自分は壁から1〜2メートルくらい離れて撮影です。壁に反射した光がちょうどいい強さで、バランスよく自分を照らしてくれます。

しかし、そもそもなぜ照明が大事なのでしょうか。

カメラは光を捉えて記録する機械です。その中心にあるのがセンサーと呼ばれる部品で、このサイズによって一瞬で捉えられる光の量が変わります。光が少なくてもセンサーは頑張って感度(ISO と呼ばれます)を上げることができますが、感度が上がれば上がるほどノイズが増えます。センサーの品質によってノイズの量は変わりますが、品質の良いセンサーを使ったカメラを買うことで減るノイズの量よりも、明るいところで撮影することで減るノイズの量の方が圧倒的に多いです。

つまり、撮影場所が明るければ明るいほど、画質は劇的に良くなります。

とても暗いところで Lumix GH5 を使って撮影するよりも、明るいところでスマホ撮影した方が画質がいいんです。GH5 で暗くても綺麗に撮影するには、何万〜何十万円もする高いレンズが必要になります。これはGH5 に限らず、一眼レフやミラーレスと呼ばれるカメラ全てに当てはまることです。

G7X Mark 2 など大きいセンサーを積んだ高級コンパクトカメラはレンズ付きで6万〜12万くらいですが、明るいレンズを搭載していることが多いので、追加の出費なくスマホ以上の画質で撮影することができます。しかしすでにスマホを持っている人がわざわざお金を出して買う価値があるかと言えば、おそらくないでしょう。明るいところで撮るだけで解決する問題なのですから。

すごく明るいところなら、フロントカメラ/インカメラで撮影しても問題ないはずです。ただその場合は、画面の中の自分ではなくレンズに目線を向ける練習をするといいかもしれません。(有名 YouTuber でも常にカメラの画面で自分の姿を見ながら喋ってるっぽい人はいますし、絶対にレンズを見なきゃいけないわけではないです。)

3. 画質より音質を重視すべし

たくさん画質のことを話しましたが、YouTube においては画質よりも音質の方が重要です。

今はスマホで動画を見る人がほとんどです。スマホで見たら 4K も 1080p も 720p も大して違いはありません。大画面テレビで壮大な大自然でも上映するわけじゃないのなら、データ容量の食う 4K 撮影はほぼ無価値です。

一方で、部屋の反響が強くてエコーがかかったような声になっていたり、屋外撮影で風がマイクに当たる音がしていたりすると、一気にクォリティの低い動画と認識されてしまいます。

画質が悪くても音質が良ければ、最後まで見てもらえる可能性が高くなります。逆に音質が悪ければどんなに画質が良くても、早めに離脱されてしまう可能性が高くなります。

エアコンやパソコン、冷蔵庫などの音が入らないように工夫するだけでも、音質はぐっと良くなります。

また、もし YouTube を始めるにあたってあなたが形から入りたいタイプなら、購入すべきはカメラではなく、マイクです。iPhone なら SHURE 社の MV88 の評判がとても良いです。私は iRig Mic Lav の2つ入りパックを購入しました。2つを連結して1台のスマホに接続できるので、ひとり動画はもちろん、対談形式の動画も綺麗な音声で撮影することができます。

ただ、最近のスマホには充分に高音質なマイクが付いているので、わざわざ購入する必要はないかもしれません。

4. 自分の容姿が気になるなら

顔を出して動画を投稿しようと思うと、自分の容姿に自信がない人は二の足を踏んでしまうかもしれません。容姿をバカにされるんじゃないか、こんな見た目で顔出しして勘違いナルシストだと思われるんじゃないか、など、不安は尽きません。

特に女性の場合は、能力や才能や努力よりも容姿に注目されることが多い世の中です。そんな社会通念はそれ自体がもちろん間違っているのですが、この社会で育ち生きてきた私たちが「そんなの気にしない」と言えるためには、自己肯定感が高くないと難しいように思います。

ですので、必ずしも顔を出す必要はありません。パワーポイントや Keynote などには、スライドを進めながら音声を収録して動画を作成する機能がついています。YouTube ではそういった動画も意外とたくさんアップされているので、一つの選択肢として頭に入れておいてもいいと思います。

ただ、動画を開いた時の第一印象は、容姿というより、服装と髪型と背景が大部分を占めているように思います。これらの要素が自分のキャラや動画の内容と合致していることで、全体の雰囲気・印象が良くなリます。例えば、服が散乱した背景で撮影するのは、「散乱した服の片付け」や「服を散乱させないコツ」がテーマの動画でのみ意味があります。映り込むものに不要なものが含まれていないか確認してみるといいかもしれません。

もちろん、顔や体型なども要素ではありますし、何にでもケチをつけようとする人は容姿という一番叩きやすい部分をあげつらう傾向にあります。疾病や障害などで非典型的な容姿の人は、特にその部分に注目されてしまうことと思います。

ただ、顔出しによって視聴者が親近感を感じてくれたりとか、表情や動気を加えることで自分自身を表現しやすくなったりというメリットもあります。メリット、デメリット、リスク、自分の「やりたい」という気持ちなどを総合的に考えて判断してほしいなと思います。

5. 長い動画は見られない?

以前 YouTube は再生回数が多い動画を高く評価していました。YouTube に高く評価されると、検索や関連動画で上位に表示されやすくなって更に再生回数が増えます。

しかし2019年現在、YouTube は再生回数よりも再生継続時間を重視しています。つまり最後まで見る人が多ければ多いほど良質な動画とみなされて、人の目に入りやすくなります。

Twitter や Facebook と違って YouTube はわざわざ動画を見ようと思った人がいるプラットフォームです。1分や2分の動画である必要はあまりなくて、極端な話30分を超える動画でも見てくれる人はいます。

社会問題を扱うとか専門的な情報を提供するとかのチャンネルだと、どうしても1つの動画が長くなりがちです。普通に撮影していると1時間とか2時間の映像になってしまうこともあるでしょう。

けれど、人が「続けて見たい」と思えるように制作すれば、短い動画でなくても大丈夫です。

動画に力を注いでいる ONE MEDIA の明石ガクトさんが言っていますが、重要なのは動画の長さではなく、情報の密度(IPT – information per time)です。

6. 情報の密度を上げるには

情報の密度を上げたいなら、言葉に詰まって無言になってる部分とか、繰り返しになってる部分、フィラーワード(「えっと」「あのー」他)など、不要な部分をバッサバサ切っていくという思い切ったカット編集が重要になります。

もちろん、無言に意味があることもあります。びっくりして声も出ないという表現なんかですね。その場合は当然残します。残す場合でも、長すぎてテンポが崩れないように少し削る場合もあります。

また、動画の主旨からズレる余談などは丸ごとカットする勇気も必要です。その話をしたいなら、また新しい動画で話せばいいんです。余談も含めて全部話したいなら、動画ではなくライブ配信が適しています。

今はスマホでも動画編集できる時代です。私も最近スマホでの編集に挑戦しましたが、意外とスムーズにできてびっくりしました。イヤホンを片耳につけて隙間時間に編集できるため、むしろスマホの方が効率がいいように感じます。カット作業だけはスマホで済ませちゃうという YouTuber も結構いたりします。なので、パソコンがない人でも、スマホできちんと編集して情報の密度の高い動画を出すのがオススメです。

ただし、カットしまくるのは大変な作業です。編集作業に時間がかかってしまいます。カットが続くと音声のぶつ切り感が強くなったり、手がいきなり瞬間移動したりして不自然になったりします。なので、慣れてきたらできるだけカットしないで済むようにスムーズな撮影を心がけるといいと思います。

台本を用意する、話す内容を箇条書きでメモしておく、必要な小道具は手元に用意しておく、撮影前に水でうがいをしたり口周りの柔軟体操をしておくなど、いろいろな対策ができます。

そしてもう一つ、撮影編集を繰り返して気づいたことがあります。

7. 編集点を意識する

動画編集をしていると「あー、ここあと1秒正面向いたままだったらよかったな。言い終わったらすぐに台本に目を落とす癖を直そう」とか「言い直すなら文の最初から言い直すべきだったなー」とか「この部分カットしたいけど、一気に話しちゃったから不自然になっちゃうな。全部カットするしかないか」など、気づくことがたくさんあります。

これらは全て、編集点というものを意識することで軽減される問題です。

編集点とは、撮影した動画をカットするときの切れ目になる部分のことです。時々テレビでもお笑い芸人とかが発言途中にふと無言で仕切り直して「編集点作るなw」と突っ込まれているシーンを見ることがあります。

最初はとても難しいと思いますが、これを意識すると編集作業が一気に楽になりますのでオススメです。

8. テロップよりも字幕を

日本の YouTuber には、効果音付きのテロップが大人気です。というか、日本のテレビでよく使われているので YouTube でも使われているというのが実態かもしれません。

ですが初心者 YouTuber は、テロップスキルを身につける時間を、アップした動画に字幕をつけることに使ったほうがいいです。動画編集時につけるよりも、アップした後に YouTube 上で字幕付けするのがオススメです。

聴覚障害者にも日本語学習者にも役立ちますし、字幕は YouTube 内の検索対象になっているので検索で見つけてもらいやすくもなります。

もちろん、どちらもやる時間がないという場合もあると思います。その場合は動画撮影や編集自体に集中して、いずれ上達して作業が早くなったら空いた時間を字幕付けに割くといいと思います。

また、今は YouTube が自動で音声を解析して全ての動画に字幕をつけてくれます。精度は低いですが、今後どんどん改善されると思います。

9. 動画でしかあなたを知らない人を念頭に

冒頭でも言いましたが、YouTube であなたのことを知ってくれてチャンネル登録してくれたけれど、ツイッターやインスタグラムではではあなたをフォローしてない、という人がたくさん出てくることと思います。

逆にツイッターだけ、インスタグラムだけ、という人もたくさんいるはずです。

ついそれを忘れて、YouTube でもツイッターのフォロワーに話しかけるようなつもりで撮影してしまうことが私にはよくありました。そうすると内輪向けに感じられるでしょうし、「お前誰だよ」感が強くなります。

YouTube という独立した場所で、全く知らない人たちに話しかけるような気持ちで話すほうが、たまたま観た人が興味を持ちやすい動画になるでしょう。

10. 悪意のあるコメントへの対処

ツイッターもそうですが、YouTube は気軽にひどいコメントをつける人が多いプラットフォームです。

悪意のあるコメントは、完全に無視しましょう。どんどん消して、どんどんブロックしましょう。相手にするのは全くの無駄です。

もちろん意見が違う人がいるのは当たり前なので、批判なり反論なりは来るでしょう。けれど、それを相手するかどうかもあなたの自由です。

私のオススメは、無視、削除、ブロックです。

11. 自分を嫌いな人がいて当然

悪意のあるコメントをする人たち、あなたがすること何にでもケチをつけようとする人たちは、「アンチ」と呼ばれる存在です。

文字だけじゃなく顔出しや声出しをすると余計にアンチは増えます。

よほどしつこく粘着されたりする場合にはブロックがオススメですが、基本的にアンチがいることは必ずしも悪いことではありません。再生回数や再生時間の観点からは、アンチもファンも同じですから。チャンネルを収益化している場合は、アンチが見た回数・時間もあなたの収入です。

ファンが増えればアンチも増えます。アンチが出現したら「自分もそのレベルに達したか〜」と感慨深く思えるくらいの余裕が持ちたいものです。

12. マネから始めよう

最初の動画をアップする前にも、いくつも動画を出した後でも、多くの YouTuber は自分の方向性について悩んでいる人が多いです。自分のやり方だとつまらないかなとか、逆にネタに走って内容が届いていないかもとか。

でもどんなやり方でも見てくれる人がいる以上は意味があります。

なので、効果とか人からの評価を気にするよりも、自分が好きなスタイルを見つけるのが先決です。

つまり、自分が好きで見ている YouTuber のマネから始めるのがオススメです。複数いるなら、それぞれのいいと思う要素をかけ合わせるとさらにいいですね。

13. 当たって砕けろ、数撃ちゃ当たる

動画の冒頭で決まった挨拶をする YouTuber はたくさんいますが、途中から挨拶を変える人なんかもいます。あるとき新しいシリーズで動画を出し始めた人が、気づいたら1年以上そのシリーズで動画を出していないなんてことも。

トピックにせよ構成にせよ、コーナーやシリーズ、挨拶にせよ、どんなふうにするのがいいのかなって悩んだら、とにかく思いついたのをやってみて、視聴者の反応を見ればいいんです。

どれが当たるかなんて、マーケティングのプロでもあるまいし、事前にはわからないんですから。

逆に言えば、再生回数やチャンネル登録者数が伸びないのは、まだ何も当たっていないからという単純な理由でしかありません。何が当たるかわからないんだから、なんでも思いついたらやってみるしかないんです。やらなければ何も当たりません。(私自身大当たりはまだ経験していませんが……。)

みんなもやってみよーよ!

以上、YouTube を始めるときに自分が知っておきたかったなと思うことを紹介しました。私も全部を常に実践できているわけじゃないので、自分用のメモという意味もあります。でも誰かの参考にもなったらいいなと思っています。

一人一人発信の仕方はあると思いますし、文章が一番得意なんだとか、写真を通して社会に訴えるんだとか、あるいはデモに参加したりする行動派もいることでしょう。それぞれのやり方で、それぞれの組み合わせ方で、みんなすでに発信していることと思います。でも、その選択肢の一つに YouTube が入って、YouTube で社会問題を扱う人が増えてくれたらいいな〜って思っています。

長々と色々説明しましたが、私の思いとしては、「一緒に動画撮れるコラボ仲間がもっと欲しいよ!」です。

みんな待ってるぜー!


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ABOUTこの記事をかいた人

1985年5月26日生まれ。栃木県足利市出身、ニュージーランドとアメリカを経て現在は群馬県館林市在住。趣味はイラストと音楽制作。 2011年にシカゴ大学大学院社会科学修士課程を中退。以降ジェンダー・セクシュアリティを中心に執筆や講演など評論活動をしています。 LGBT運動と排外主義のかかわり、資本主義とLGBT、貧困二世・三世のLGBT/クィア、性的欲望に関する社会的言説の歴史、セックスワーカーの権利と尊厳などに特に関心があります。