CATEGORY 翻訳したもの

翻訳『トランス嫌悪的なデマが基で暴力が発生したことは、反トランスのヘイトの危険性を過小評価することの危険性を示している』※2021.9.4追記あり

7月3日、ロサンゼルスのスパの外で起きた反トランスジェンダーの抗議活動の結果、2名が刺されることとなった。それも、警察が現在はデマとして扱っているソーシャルメディア投稿が発端で。ことの発端は6月24日、インスタグラムのユーザーであるクバナエンジェル(cubanaengel)が、彼女自身及び少なくとも他の2名の女性がコリアタウンのウィルシャー通りにある Wi Spa のスタッフに対して女性の脱衣室で「ペニスのある男性」を見たことについて抗議している動画を投稿した。彼女は「大ごとにしてやる、そのために録画しているんだ。世界中に広めてやる」と説明しながら、4分にわたってこのクィア・フレンドリーなスパの非差別ポリシーについてスタッフを非難し続けた。

翻訳:ジュリア・セラーノによるトランス女性と男性特権についてのツイート群

長いスレッドになります。私は、男性特権について質問されることがよくあります。昨日はインターネット上でいろいろとあったため、特にたくさん質問を受けました。ネット上で起きたことについては直接言及しませんが、このトピック自体についての私がどう考えているか、この機会に書いておこうと思います。

翻訳『米国の醜さ: 有色人種クィアとトランスが言う「私たちの名の下にそんなことはするな」』

日曜の夜、私は悪夢を見ていた。それも無理はない。日曜の朝、ルームメイトが私のパートナーと私のところにやってきて、オーランドの銃撃事件について知らせてくれた。それからというもの、私の1日はショックと怒りと悲しみに支配された。最終的にベッドに横になり目を閉じてじっとできるほどに落ち着けた時には、少々自分でも驚いたくらいだ。そんな日に見る夢がろくな夢なわけがない。

翻訳『セックスワークに関して新しく打ち出した方針について、アムネスティ・インターナショナルがハリウッド芸能人から反発を受けている』(ジョージア・ストレート誌)

同意のある成人同士間のセックスの売買を犯罪とすることに反対するという計画を出した、世界有数の人権団体が炎上している。

アムネスティ・インターナショナルはこの計画を「成人同士間の同意のある性的行為——これは強制や嘘、脅迫や暴力を伴う行為を含まない——は国家の介入から守られるべきであるとの人権の理念に基づいている」としている。

翻訳『同性婚の隠された歴史』(ヤスミン・ネアー)

同性婚について、最高裁判所はいつでも、それこそ明日6月26日にでも、その判断を出すだろう。

主流のゲイ男性やレズビアン女性がそこらじゅうで、固唾を飲んで待っていると言っている。 Twitter と Facebook のどちらにおいても、みんながどうなるだろうと気を揉んでいる様子を書いている。

この見せかけだけの気の揉み方は、求婚者からのアプローチに驚いたふりをしてみせるビクトリア朝時代の典型的な女性の姿を思い起こさせる。「なんとまぁ、思いもしませんでした! 私が生きている間に同性婚が実現するなんて! まったく驚きました!」

翻訳『同性婚の代償』(ティモシー・ステュワート-ウィンター)

米国全土での同性婚の権利を認めた最高裁判所決定は、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーのアメリカ人にとって喜ばしい瞬間をもたらした。私たちの平等な尊厳、そして異性愛カップルが享受するのと同じ法的保護を得る権利が認められたことは、公民権の歴史における画期的な出来事である。しかしこれはまた、第二次世界大戦後に始まった同性愛者の自由を求める運動にとって、最後の歌声になるかもしれない。

過去10年間にこの運動が得た二つの大きな勝利、つまりオープンに軍隊に務める権利と、婚姻する権利が実現したと同時に、女性の同一賃金や妊娠・出産に関する選択、住居や学校の分離状況、マイノリティに対する警察暴力、及び十分な賃金と、皆にとっての職と退職の保障といった、公民権の他の領域において、改善がストップしてしまったり、あるいは逆行してしまったということは、とても不運なことであった。

翻訳『結婚は私たちを決して自由にはしない』(ディーン・スペード、クレイグ・ウィルス)

近年、同性間の婚姻を認める州法が可決するたびに、同性間の婚姻の法的認知を肯定する裁判所判断が出されるたびに、政治家が同性間の婚姻を肯定的に語るたびに、革新を志向する("progressive")人々の多くは結婚を称揚してきた。一方同時に、多くのクィア活動家や学者は同性婚推進運動を厳しく批判してきた。結婚を擁護する者は時にこれらの批判があることを認め、このようなことを言う。「結婚は万人のためのものではないし、万能でもないけれど、それでも必要だ」と。

翻訳『調査対象者、回答者、参加者の保護について』:卒論を書いている大学生や、独自調査をしようとしている団体は、ぜひ一度読んでください

イギリスの聖アンドリュース大学がホームページで「調査対象者、回答者、参加者の保護について」という文書を学生向けに掲載しています。

LGBT/Q関係で卒業論文を書きたいのでインタビューさせてくれませんか、とかいう連絡は(私にはなぜか全く来たことないけど!)いろんな活動家や活動団体メンバーが日々飽きるほど浴びせされている質問ですし、数年前からそういう状況が増えて来たなと思っていました。でもそんなに怒ってもしょうがないし、まぁいいかと思っていたんですが、最近(名前は出さないけど)なんかもう調査者のことも調査対象者のこともゴミとも思ってないような(風に私には見える)人が調査を奨励して、調査者と調査対象者をつなげる動きとかをしてたり、あと何だか全然信用できないような調査本が出版されたり、ここ1年くらいでそういう最低な状況が目に入るようになってきてて、本当にもう大学はなにやってんの!?