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【翻訳】「ENDA」(雇用差別禁止法)に「T」を入れること:私はトランスジェンダーの女性で、雇用を保障される権利がある

Parker Marrie Molloy(パーカー・マリイ・モロイ)が2013年11月8日に政治系ニュースサイトTPMに寄せた文章を、大雑把にだが翻訳した。内容の細かいところは私と全然意見が違うのだが、社会運動における「現実主義」が必ずしも短期的効果を持たないという事例として重要だと思い、ここに載せる。

「LGBTではないフツーのひと」に かんがえてほしい10のこと

プライドパレードで手書きのプラカードを持つマサキ。プラカードには "IMMIGRANTS ≠ YOUR HOMOPHOBIC OTHER" とある。

「……な10のこと」みたいなの、ハヤリが おわったら つかえないので いまのうちに びんじょーしておこうかと おもいまして。うふ。

「LGBTでわないフツーのひと」とゆー いいかたわ、カギカッコおつけているとーり、しょーじき あまり わたしわ つかいたくない いいかたです。でも、じぶんのことお「LGBTでわないフツーのひと」と おもっているひとに、とくに かんがえてほしいことが いくつか あります。また、いちばん さいごにも かきましたが、じぶんのことお「LGBT」と おもってるひとにも、よんでほしいと おもっています。

米国LGBT家族・友人団体PFLAGと、「クィア」vs「それ以外」という分け方について

PFLAG(ピーフラッグ)というのは「Parents, Family, and Friends of Lesbians and Gays」(レズビアンとゲイの親・家族・友人)の略で、都市を中心に数百の部局(チャプター)と二十数万のメンバーを抱える、この類の団体では米国で(というか世界的に)最も大きなもの。「非友好的な社会で生きていくための支援」「無知や間違った情報に対抗するための教育」「差別を無くし、平等な市民権を獲得するための権利擁護」の3つの理念的柱を掲げて、LGBTの若者に加えて、かれらの家族や友人を受け入れて活動している。と言っても一般的には、子どもからレズビアンやゲイとカミングアウトを受けた親や保護者が電話やメールを通してサポートを受けたり、実際に月例のミーティングに参加するなどする場所という理解が広まっている。それは確かに間違いではないのだけれど、他にも色々やっている事実はあまり知られていない。

わたしの〈クィア〉とあなたの〈クィア〉は違う:グローバルでないドメスティックなクィアの不可能性

黒ピンクの衣装で2016年TRPでプロテストする3人

「グローバル・クィア」あるいは「グローバル・クィア・スタディーズ」が語られるとき、国民国家や地域、宗教の軸における「クィア」概念あるいは「LGBT」概念の翻訳可能性が取り沙汰されるのは当然のことである。しかし「グローバル」と対置されるであろう「ドメスティック」あるいは「ローカル」な「クィア」は、そもそも各国民国家・地域・宗教内部で確立された概念なのかを問うことも必要だろう。

本発表では、クィア・スタディーズの中心的地域である米国における階級・人種・宗教に注目し、そもそも「クィア」概念あるいは「LGBT」概念が必ずしも米国全体に流通していないことを示し、グローバライゼーションとクィアの議論にありがちな「米国(あるいは欧米)」対「日本」という枠組みを批判する。また同時に、「翻訳可能性」が言語や国民国家だけではなく階級・人種・地域・宗教をまたいだ問題であることを考察し、ワークショップでの論点の1つとして提案したい。

共生ネットによる『セクシュアル・マイノリティへの対応に関する要望書』およびそれにまつわる議論について

"共生社会をつくる" セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク(以下「共生ネット」)が『被災地におけるセクシュアル・マイノリティへの配慮ある対応について要望書を提出しました』という記事で、同団体が緊急災害対策本部および内閣官房長官の枝野幸男さんに提出した旨を報告し、要望書(以下「要望書」)本文の一部を公開しています。