実は卒業して初めて母校に声をかけられ、イベントに参加することになりました。主催は ICU を中心としたインターカレッジ学生サークル PRISM。
【出演します】「企業で輝く女性/LGBT」が増えたところで一体何が変わるんでしょう?【12/14・オンライン】

実は卒業して初めて母校に声をかけられ、イベントに参加することになりました。主催は ICU を中心としたインターカレッジ学生サークル PRISM。
前回に引き続き、トランスジェンダーの話題に触れたい。
ツイッターを芋づる式にいろいろ見ていたら、「ジェンダーが無くなれば、トランスジェンダーというあり方も無くなる」という意見が目に入ってきたからだ。いわく、ジェンダーの解体こそが目指されるべきなのだから、トランス女性やトランス男性のようにジェンダーというシステムに裏付けされた女性性や男性性という概念を前提とする存在はジェンダーの解体に逆行していて問題だ、という主張だ。
これに同調する別の人のツイートには「性別による差別があり、それをジェンダーと呼んでいるのだ」とあった。
まず「ジェンダー」が何を意味しているのか、私の解釈——社会学やカルチュラル・スタディーズ、女性学、哲学などの分野ではある程度支持されている解釈だと私が思うもの(※)——を手短に説明したい。
ツイッターではフォローをゼロにしたとはいえ、トランスジェンダー、特にトランス女性を取り巻く現状については最新の情報をできるだけ把握しておきたいと思って、キーワード検索や ID 検索をしてチラホラと関連ツイートを読んではいる。
その中で、トランスジェンダーの人々の利用を想定しながら現実的にどういう具体的なトイレの設計や運用が望ましいのかを語っている人を見つけた。これについて、こういう議論こそ必要なのだと評価している意見も見た。
「トランスコリアンには怒るのに、トランス女性にはどうして怒らないのか」
そういった声が「TERF」(トランス排除的ラディカル・フェミニスト)たちから上がっている。
トランスコリアンとは、あるツイッター利用者が作った言葉だ。曰く、Kポップなどを愛好する日本人が「今日から自分もコリアン」と言いだしたら問題があるだろうに、どうしてピンクのスカートを履きたがる男が「今日から自分も女」と言いだしたら女性として認めなければならないのだ、という主張らしい。
一見筋が通っているように見えるけど、あまりに多くの前提が共有されていなくて、頭を抱えてしまった。
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