科学の世界は男性優位? 女性のからだを表紙に使ったサイエンス誌に米国下院議員が抗議(ウートピ掲載記事)

サイエンス誌の表紙画像(説明は本文にあり)

昨年、女性型ロボットが家事をしているイラストを表紙にした『人工知能』という学会誌に女性蔑視との批判が相次いだことは記憶に新しい。(参考記事:女性型ロボットがお掃除 「人工知能」表紙イラストが”女性蔑視”と話題に)

当時この問題をツイッターで拡散したとされるスプニツ子さんは「日本の性差別」の問題の大きさを指摘していたが、今度はアメリカ科学振興協会がやらかした。同協会が発行している『サイエンス』誌の表紙が、科学の世界から女性やマイノリティを排除するようなメッセージを持っていると批判を受けているのだ。

科学の「男の子集団」と、顔を消された女性たち

問題の表紙は、ジャカルタでセックスワーカーとして働く3人の女性たちの写真である。3人ともタイトなドレスを着て、ハイヒールを履いている。また、手前の2人の顔はトリミングされ、奥の女性の顔は学会誌タイトル『Science』の「S」で一部隠されている。米国下院議員ジャッキー・スピアーはこれを「首から上のない、性的に強調された有色人種女性の利用」であるとし、同協会に抗議の手紙を書いた。

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1985年5月26日生まれ。栃木県足利市出身、ニュージーランドとアメリカを経て現在は群馬県館林市在住。趣味はイラストと音楽制作。 2011年にシカゴ大学大学院社会科学修士課程を中退。以降ジェンダー・セクシュアリティを中心に執筆や講演など評論活動をしています。 LGBT運動と排外主義のかかわり、資本主義とLGBT、貧困二世・三世のLGBT/クィア、性的欲望に関する社会的言説の歴史、セックスワーカーの権利と尊厳などに特に関心があります。