6月にクィアなダイニングバー『FAT CATS』を群馬県館林市でオープンします!

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もう既にご存知の人もたくさんいらっしゃるとおもいますが、2010年5月から過去4年間のあいだEva、チェリーちゃん、私(重美おもみという名前で出ています)、そして友人知人たちで、群馬県館林市の夜市というイベントにおいて『バーおっかまん』という屋外おかまバーを毎月第3土曜に出店してきました。おっかまんがいつも盛況なのも、常連になってくださったご近所の皆さんや、東京など遠方からご来店くださった皆さんのおかげです。

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おっかまんを始めるにあたり、地元のLGBTQにとって心地よく食事とお酒を楽しんで頂ける場所、そしてLGBTQかどうかにかかわらずお互いを知り、お互いから学び合えるような場を作りたいという思いがありました。福祉やセクシュアリティ、シングルマザーなどに関する資料を時々ご提供したり、いつか地元の支援団体などに寄付するために全ての利益を貯金してもきました。2011年には、お仕事がない人への無料けんちん汁聴覚障害のある方とそのご家族を招待しての無料食べ放題・飲み放題企画も行い、望ましい社会の公平性や正義にかんして私たちのできることをやってまいりました。

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そして、4周年を迎える今年、そうしたおっかまんの中核をなす信念を更に具現化し、拡大することの準備ができましたので、ご報告致します。

今年2014年の6月に、私たちは店舗としてバーをオープンします。本当の、物理的に存在する、普段から開店しているバーです。お店の名前は、『Dining Bar FAT CATS』(ダイニングバー ファットキャッツ)になります。

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今一生さんたちから頂いたご指摘について

昨年末、「もし明日あなたがセックスワーカーになったら? 労働環境、相談所など、知っておきたいいくつかのこと」という記事を書きました。これについて、今一生(こんいっしょう)さんよりツイッターにてご指摘を頂きましたので応答致します。(「デブが捗る桜餅」さんという人のツイートも混じります)

まずはじめに拝見したのは、こちらのツイートでした。


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ナチヲさんの言いがかりに応答します。

恐らくフェミニストなのではないかと思うんですが、私への批判みたいなものがツイッターにあったので、応答しておきます。

まず、2月22日のやつ。ツイッターなので、下から上に向かって読んでくださいね。1482764_839901372693554_868616571_n

次に、3月2日のやつ。同じく、下から上に向かって。スクリーンショット 2014-03-03 PM2.35.45

まず2月22日のやつに応答します。

【1】私は「ゲイ」ではない。
【2】おっかまんは「ゲイバー」ではない。
【3】「デブ」を蔑称として使ってるなら自分のフェミニズムを再検討した方がいい。
【4】「ホステス」を蔑称として使ってるなら自分のフェミニズムを再検討した方がいい。
【5】「deltagdeltag 中の人」はマサキチトセではなくミヤマアキラ。このあとのツイートでゲイが「レズを差別」したという例を出していながら、私がデルタGの中の人だと思っているのを見ると、デルタGがそもそもレズビアン系のサイトであることを知らないのだろうなと思う。
【6】同ツイートで「ストレートだが、レズ!て言われて貶された」ことを「レズを差別」したと言っているが、ゲイではない私をゲイと不当に名付ける自分は反省すべきではないのか。
【7】私の性格がどうなのかを決めつけるのは構わないが、それを公開の場で書くのなら何か根拠を示さないと単なる人格攻撃にしかならない。
【8】私が「大人の権利にはうるさいが、子どもの権利はガン無視」しているという主張をするのなら、何か根拠を出して欲しいものだと思う。ただ、私は自分が完璧だとは思わないので、これまでの発言にそう思わせる何かが全くなかったとは言い切れない。なので今後は子どもの権利について自分が忘れてることがないかを気をつけながら発言して行こうと思うけれども。

次に、3月2日のやつに応答します。

【1】ツイッターを全面的に辞めるという話はしていないし、英語アカウントは続けると最初から宣言している。
【2】批判から逃げたかったら、日本語のブログも辞める、あるいは少なくともコメントを受け付けない設定にする。ツイッターを辞めたあとも日本語のブログは更新しており、すべてコメントを受け付ける設定にしてある。
【3】ツイートはしていない今でも Janetter という Twitter クライアントを使って自分のブログやその他の文章の URL が含まれるツイートを一覧できるようにしてあり、誰かが有意義なフィードバック(批判含む)をしてくれたらすぐ分かるようにしている。応答すべき批判があれば、今回のようにブログにて応答する。ツイッターよりスローかもしれないが、数年前まで存在しなかった Twitter を利用して応答しないからというだけで、批判から逃げているというのは、ちょっと意味が分からない。
【4】「アカデミシャン」という言葉の意味が私は正確には理解できていないのだけれど、私はいま学部生でも院生でも研究員でも教員でもないし、学位は「大卒」(学士号)。修士号も博士号も持っていない。調査などをしたり、個人で研究したものを学会で発表することなどはこれからもあるかもしれないが、いわゆる「アカデミア」の業界にいる人間ではない。ましてや「学者」という職業にはない。

以上です。

「査読(さどく)」というシステム:その慣習的なやり方と、オルタナティブなやり方

学問など、専門性を重視する業界では、論文を出版することが研究成果を発表する方法として頻繁に採用されています。研究者は同業者の論文を引用したり参照することで、互いとの議論を深めて行きます。また、どの媒体に掲載されたかということによって、読者の多くはその論文の信憑性を推測したりします。なので、水準が低いと思われている媒体に論文が掲載されても、その研究を真剣に取り合わないような人もいたりします。その水準を確保するために、各媒体の編集委員会は「査読(さどく)」というプロセスを行っています。

査読というのは、英語でピア・レビュー peer review (peer 同業者の、review 検証)といい、最も慣習的なやり方は「クローズド・ピア・レビュー」です。

クローズド・ピア・レビュー

クローズド・ピア・レビューでは、まず論文を執筆した人が編集委員会に原稿を提出し、編集委員会がそれを受け取ります。編集委員(あるいは稀に外部の人間)によって、原稿の内容を検証することができるだろうと思われる人を選出し(たいていの場合は同分野の専門家)、無償での検証作業を依頼します。断る人も多いですが、OKとなった人は正式に査読者となり(複数の場合もある)、受け取った原稿(執筆者の氏名や所属、肩書きなどを伏せたもの)を編集委員会の定める締切までに検証します。この結果、修正点なし、もしくは若干修正が必要と評価されたものは、たいていの場合最終的に掲載されることになります。大幅な書き直しが必要と評価されたものは再提出が認められますが、査読者に決定権はなく、あくまで査読者の助言を得て編集委員会が掲載するか否かを決定するので、査読者全員の評価が悪い場合や、再提出後も同じく悪い評価だった場合は、掲載不可となることがあります。そもそも査読者によって却下と評価されたものは、再投稿すら認められない場合もあります。また、査読者が誰だったのかという情報はどこにも明かされず、編集委員会(あるいはその中の一部の人)だけが知っていることになります。

誰が査読したか分からない、というシステムのため、「クローズド」なピア・レビューと呼ばれます。

オルタナティブな査読のやり方

クローズド・ピア・レビューは、完璧ではありません。まだクローズド・ピア・レビューが単にピア・レビューと呼ばれていた時代から、査読者の匿名性が問題視されてきました。これは、査読者が誰だか分からないことで、査読が公平に行われたかどうか、一貫した基準によってなされたかどうかが、外部からは分からないということが大きな問題とされています。また同時に、その情報を唯一握っている編集委員会が適切な査読者を選んだかどうか、きちんと公平にピア・レビューのプロセスを実行したかどうかも、外部の検証に開かれていません。

そこで、オープン・ピア・レビューというものを提唱する人たちが現れました。また、その中でも特にインタラクティブ・ピア・レビュー(相互行為的ピア・レビュー)という方法が近年興味深い例として出て来ています。
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翻訳『調査対象者、回答者、参加者の保護について』:卒論を書いている大学生や、独自調査をしようとしている団体は、ぜひ一度読んでください

イギリスの聖アンドリュース大学がホームページで「調査対象者、回答者、参加者の保護について」という文書を学生向けに掲載しています。

LGBT/Q関係で卒業論文を書きたいのでインタビューさせてくれませんか、とかいう連絡は(私にはなぜか全く来たことないけど!)いろんな活動家や活動団体メンバーが日々飽きるほど浴びせされている質問ですし、数年前からそういう状況が増えて来たなと思っていました。でもそんなに怒ってもしょうがないし、まぁいいかと思っていたんですが、最近(名前は出さないけど)なんかもう調査者のことも調査対象者のこともゴミとも思ってないような(風に私には見える)人が調査を奨励して、調査者と調査対象者をつなげる動きとかをしてたり、あと何だか全然信用できないような調査本が出版されたり、ここ1年くらいでそういう最低な状況が目に入るようになってきてて、本当にもう大学はなにやってんの!?

って思ったらどうやら、そもそも IRB ( International Review Board 、教員や学生など大学の関係者が調査するときに人権等の観点から事前に審査する学内機関)っていう、少なくとも米国では(1970年代に法律が出来たり委員会が出来たりして、国全体で研究調査の倫理問題の意識が高まった結果)「当然あるべき機関」扱いされているものが、日本の大学にはあっても学部生の卒業論文には適用されてない、ということが分かったのですよ。(学会ごとの倫理ガイドラインがあるところはもっとあるみたい)

ということで、あんまり長くなく、でもポイントを抑えてて、調査を受ける側の権利にフォーカスした文章が見つかったので、とりあえずザックリと翻訳しました。例のごとく、翻訳の質についてのクレームは一切受け付けません(キリッ
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エディタ『Ulysses』で論文を書くためのStyleを作りました

Markdown が使える高機能なテキストエディタの Ulysses というのを買ったんですが( Scrivener が流行ってるのにあえて Ulysses なのは、周囲がみんなプレステ買ってるのにセガサターン買った私の性格的な問題です)、せっかく PDF 書き出しができるのに(しかも command + shift + p で一瞬でプレビューできるのに)整形ができず、やむなく MS Word に書き出して整えなおさないとダメなのかと思ったら1、スタイルシートに似た独自形式の Style を設定すれば PDF に反映されるということがわかりました。

論文って、横40字縦30行みたいな決まりがあるし、参考文献リストは1行目が左に飛び出てたりして、 Markdown 記法だとなかなか難しいところがあるんですが、この Style をいじくりまわしていたら、なんかできちゃったので、シェアしますね。
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LAタイムズの小児性愛についての記事を翻訳しました

小児性愛(ペドフィリア)については様々な立場があると思います。それぞれの経験や知識から、極端ではないにせよ、何らかの強い思いがある人もたくさんいると思います。しかし一方で、小児性愛についての「LGBT」系の立場の言説が非常に少ないということに、私は不安を感じています。「LGBT」系の政治は、小児性愛を含め、その他の「性的嗜好」(と現在呼ばれるもの)から「性的指向」を区別し、後者に関する社会的言説を改善するために進められて来たという側面があります(Tもまた、内部で差別されているのですが)。いいかえると、性的「指向」は、社会的地位などの向上を認めるべき性的欲望のかたちのことを指す名前として機能しており、「嗜好」に区別される欲望は個人的な領域に押し込められてきました。

「LGBT」のことに限らず、「クィア」のこと、「LGBTQ」のこと、「セクシュアル・マイノリティ」のことなどについて語られるときも、小児性愛について忘却されていたり、むしろ意識的に排除されているケースが多いと感じています。しかし性的欲望に関する社会的序列は、「成人した、障害のない、極端な体型ではない、人種ごとに理想化された美の基準に近い、ある程度清潔な、性別がシンプルにわかりやすいタイプの、異性」に対する欲望を中心としています。

私は「クィア」という言葉を必ずしも「LGBT」などの「性的指向と性自認の組み合わせ」に限定した言葉だとは思っていません。「クィア」は、性的な欲望やアイデンティティについて社会にどのような言説が存在するのか(過去・現在・未来にわたって)について包括的に考えるような態度だと思いますし、そこから意図的に排除すべき性的現象・欲望・行為・意志・言説などはないと思っています。当然、小児性愛もまた、クィアという言葉の射程内に入っているはずです。

また一方で、フェミニストやクィア系の活動や言論に対し、「でもロリコンは差別するんだろう」という対抗言説が出されることが頻繁にありますが、フェミニズムもクィア運動も多様ですし、私のこれまで出会って来たフェミニストやクィア系活動家に「ロリコン」を「ロリコンだから」という理由で差別すべきだと考えているような人は、いません。フェミニスト同士、クィア系活動家同士、また理論家同士などでも、「性的指向」と「性的嗜好」を区別して後者を個人的な領域に押し込めることへの批判は出されています。そういったことを理解してもらう必要性も、高まっているように思えます。

ちょうど関連記事を見つけたので、1年前のものですが、翻訳しました。全面的に記事の内容に賛同するわけではありません(特に「生まれつきだから指向だ!」という主張は嫌いで、「生まれつきかどうかは関係ない、差別するな」という方向を私は採用しています)。ですが、考えるきっかけになる材料がいくつもあると思うので、ここに掲載します。

オリジナル記事(英語)
http://articles.latimes.com/……

『小児性愛(ペドフィリア)について多くの研究者がこれまでとは違う見解を持つようになっている』
——小児性愛はかつて、人生の早い段階での心理的な影響に端を発するものと思われていた。現在、多くの専門家は小児性愛を、変わることのない根深い性質であると考えている。——

2013年1月14日 アラン・ザレンボ(ロサンゼルス・タイムズ)
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アムネスティ・インターナショナルのセックスワークに関する文書を日本語訳しました

この文章は、アムネスティ・インターナショナルからリークされ、インターネットにアップロードされている文書を、マサキチトセが日本語に翻訳したものです。

翻訳の質は非常に悪く、日本語の文法や慣習的な言い回しに適切に変換できていないところもあります。また、訳者の力不足で必ずしも意味が明確に読み取れない部分があり、「訳者注」をつける、あるいは英語のオリジナルのフレーズや単語を付記してある部分があります。

論文や、公開の文章等に引用することは控えてください。また、リークされた文書ですので、オリジナルが今後インターネットに残らない可能性もあります。更に、強い要求を受けた場合、この日本語訳をサーバから削除する可能性もあります。あらかじめご了承ください。

以下の画像、もしくはここをクリックすると、日本語訳のPDFファイルが開きます。

オリジナルの文書(英語)
http://www.scribd.com/doc/202126121/Amnesty-Prostitution-Policy-document
これは、以下のサイト経由で見つけたものです。
http://abolishprostitutionnow.wordpress.com/2014/01/30/template-organisational-letter/

1/31が締切です→「セクシュアルマイノリティの経済状況・生活状況についてのアンケート」

皆様には大変お世話になっております『貧困をなくすためのクィアの会』、略して貧Qですが、昨年より実施している「セクシュアルマイノリティの経済状況・生活状況についてのアンケート」の締切が直前に迫ってきました。

明日、1月31日の夜中(ぴったり0時ではありません)には受付を終了させていただきます。

ちなみに、これまでに217名のご回答をいただいています。皆さんのご協力に感謝します。このアンケートの結果は、プライバシーの守られる形で、できるだけ誰もが見ることができるように公表するつもりです。

アンケートに関するご意見、ご感想もいただいており、今後の活動の参考にさせていただきます。

どうぞ、締切最後までよろしくお願いいたします。

追記 2014.1.31 11:35
東京新聞に貧Qの記事が掲載されました/今日はアンケート最終日

ツイッターのメインアカウントの利用を無期停止します

メインで つかっていた日本語のツイッターアカウントですが、今後 使用ぉ やめることにしました。DMやメンションなどぉ いただくことがあっても、今後ゎ そちらから返信ぉすることゎなくなります。今後ゎ Facebook のメッセージ機能やコメントぉ利用するか、もしくゎ masaki@gimmeaqueereye.org までご連絡ください。

わたしがブログや ほかの媒体にものぉ かいたときや、ひとまえにでる機会などぉ もらったときにゎ、フェイスブックページにて おしらせします。

また、個人アカウントもありますので、わたしと ある程度 かかわりのつよい ひとたちゎ、友人申請ぉして いただければと おもいます。(大変もうしわけないことに すべての申請ぉ 承認できるかゎ わかりません)

ツイッターでも、バーおっかまん @BarOccaManや貧Q @hinq_info などの 公式アカウントゎ もちろんのこと、おっかまんの重美(おもみ)としてのアカウント @omomi526 や、英語の個人アカウント @GimmeAQueerEye ゎ 継続して つかっていきます。

やめることにした理由についてゎ、公開の場で おはなしするつもりゎ ありません。ただ、継続する意味が うすれたということだけ、おつたえします。(こちらで かかれているような事実無根の理由でゎ まったくありません。)

これまでフォローしてくださったり、RTやfav、リプライなどぉ たくさん おくってくださった みなさんに感謝します。今後とも Facebook や、ほかの連絡手段にて みなさんと かかわりぉ もちつづけていければと おもいます。

マサキチトセ